額布都格税関オープン、正式に業務開始

2020年11月30日

大連

海外ビジネス情報

◇額布都格税関オープン、正式に業務開始

11月18日、額布都格税関(内モンゴル自治区フルンボイル市)が正式に業務を開始した。満洲里税関からの情報によれば、額布都格税関の設立は中央機構編制委員会弁公室と海関総署によって承認され、満洲里税関の直属となった。当税関は、フルンボイル市新バルグ左旗の額布都格口岸において通関・監督管理業務にあたる。また、その対岸にはモンゴル国のバヤンホショ口岸があり、モンゴルに通じる重要な拠点となる。税関業務の始動によって、フルンボイル市はその地理的優位を発揮できるようになり、中モロ経済回廊の構築に寄与するだろう。

額布都絡税関は「五関(政治による税関建設・改革による税関強化・法による税関監督・税関業務への科学技術利用・税関の不正摘発強化)」建設を推進し、監督管理の強化、サービスの最適化を進め、国境の安全確保、口岸のビジネス環境の最適化、外国貿易の安定的な成長促進といった面で貢献する。(内モンゴル日報 11月22日)

 

◇「一帯一路」と民族地域の発展フォーラム開催・大連

11月24日、第二回「『一帯一路』と民族地域の発展」フォーラムが大連で開催された。国内64カ所の高等教育機関と研究所などの専門家200名余りが一堂に会し、「一帯一路」建設と民族地域の発展に寄与する方針を議論し、民族地域が「一帯一路」の枠組みに参入するための方策や民族地域の経済・社会の発展のための知見を共有した。

フォーラムでは、中モロ経済回廊の建設の進展状況、「一帯一路」に遼寧沿海経済を組み入れるための方策、北東アジア情勢と環日本海諸国の経済協力などをテーマに基調講演が行われた。また、「一帯一路」イニシアチブのもとでの民族地域の対外交流と地域協力、「一帯一路」建設と民族地域経済のウィンウィンの発展のための方策について議論を深めた。(遼寧日報 11月25日)