中国政府が中ロ国境沿い都市で新型コロナ関連の行動制限

2020年12月03日

満洲里

海外ビジネス情報

◇中国政府が中ロ国境沿い都市で新型コロナ関連の行動制限

中国政府は、2件の新型コロナウイルス肺炎の発生を確認し、ロシアのザバイカル地方と国境を接する満洲里(中国東北部内モンゴル自治区)に行動制限を敷いた。これについて、中国中央テレビが22日に報じた。

集会や大人数のイベントの開催が禁止され、娯楽施設、学校、幼稚園が一時的に閉鎖された。市当局は全住民(市の人口は約17万2千人)の集団ウイルス検査を準備していると発表した。対策本部は、同市と間の旅客列車の一時運休を発表した。

満洲里は中ロ国境の重要な物流拠点である。ここには、「ザバイカルスク・満洲里」貨物旅客輸送回廊がある。

中国当局は直近24時間で17人の新型コロナ新規感染者を確認。そのうち3人は国内感染者(満洲里市2名、上海市1名)、残り14人は国外から到着した人たちだった。(タス通信 11月22日)