ヤクーツク市長が突然の辞職

2021年01月20日

モスクワ

海外ビジネス情報

◇ヤクーツク市長が突然の辞職

サハ共和国(ヤクーチア)の中心都市、ヤクーツク市のサルダナ・アフクセンチエワ市長が、健康問題を理由として任期満了前の退任を発表した。同氏のインスタグラムの投稿によると、原因はストレスと、ヤクーツク市について心労が絶えないことだという。

アフクセンチエワ氏は1月11日にヤクーツク市議会に権力の返上を申請する。市役所広報室の情報によると、議会はこの議題を直近の1月14日の会合で審議し、同時に新市長の選挙日を決定するという。アフクセンチエワ氏によれば、エブゲニー・グリゴリエフ第一副市長が立候補を決断し、彼女は無報酬で彼の顧問になるという。

ヤクーツク市広報室の発表によると、昨年秋にアフクセンチエワ氏は精密検査を受け、医師が数値の異常を発見した。「PET-CTの結果、医師団は外科手術が必要だと判断した。手術は近く行われる。命にかかわることではない。手術は予定されていたものだ。だが、治療とリハビリには時間がかかる。また、最近になって市長の循環器系の機能にも異常が見つかっている」と広報は説明した。

アフクセンチエワ氏は2018年9月9日にヤクーツク市長に選出。市初の女性市長となった。市長の知名度はヤクーツク市外でも高く、インスタグラムのフォロワー数は20万6千人。市の活動に対する型破りな姿勢や、SNSの積極的な活用、市役所の経費を大胆な削減によって、「正義の市長」と呼ばれるようになった。例えば、11月に同氏は市予算を補填するために市役所庁舎の売却の準備を始めると発表した。

以前から、地元メディアやSNS上では、アフクセンチエワ氏の退陣の噂として健康状態の悪化の情報が浮上していた。当時、アフクセンチエワ市長は健康問題の存在を認めたが、退任については否定していた。

インターファクス通信によれば、ヤクーツク市議会広報室は、市議会が臨時会合でアフクセンチエワ市長の早期辞職を承認したことを伝えた。「新市長の就任までの間」、市長代行にエブゲニー・グリゴリエフ副市長が任命された。

2月1日に開かれる市議会の会合で、ヤクーツク市長選挙の投票日が決まる。3月28日が有力視されている。(EastRussia、タス通信 1月11日、インターファクス 1月14日)