ERINA運営協議会の開催
2021年02月15日
ERINAクロニクル
◇ERINA運営協議会の開催
ERINAは、毎年、出捐をいただいている自治体の方々、評議員、理事など役員とERINAの事業の概要を説明し、意見・情報交換をする場として運営協議会を開催しています。昨年度は、参加していただいた各県の皆様とせっかく新潟においでいただいたので、翌日、新潟港や火力発電所を見学に行ったりもしました。
今年度は、コロナ禍、オンラインでの開催となりました。2020年度ほくとう総研地域活性化連携支援事業で実施した調査の概要の報告もさせていただきました。ERINAに対してお褒めの言葉も頂戴しましたが、忌憚のないご意見もいただき、充実した運営協議会でした。いただいたご意見は、事業に反映していこうと思います。
企画・広報部 新保史恵
海外ビジネス情報
◇瀋陽ハイテク区内のハイテク企業数、前年同期比約50%増
遼寧省の618社の企業が正式に国家ハイテク企業の認定を受けた。うち133社は瀋陽ハイテク区の企業である。これにより、2020年、同区のハイテク企業は252社純増し、前年同期比47.2%増となり、総企業数は786社に達した。瀋陽ハイテク区のハイテク企業数は瀋陽市のハイテク企業数の30.6%を占めており、企業数でも増加数でも瀋陽市の第一位である。
瀋陽ハイテク区は初めて承認された国家ハイテク産業開発区であり、瀋大国家自主イノベーション示範区*1や遼寧自由貿易試験区の瀋陽エリアの中核として、またその支柱としての役割を担い、中国で最初の双創(創新・創業、イノベーションと起業)示範基地として、イノベーション主導の開発の「動力源」となって、産業システムの集中的な構築、そのための条件の整備、そして地域のイノベーションに貢献する。
今年、瀋陽ハイテク区は省・市が定めた発展目標に従い、中小ハイテク企業の広範囲な育成やその拡充と質の向上に力をいれ、企業、大学・研究所、業界団体、研究開発機関とイノベーションに関する協力を促進している。瀋陽ハイテク区は、国家総合科学センターを建設し、科学技術イノベーション資源を自由に共有できる瀋陽(渾南)サイエンスシティを速やかに建設することを目指している。(遼寧日報 2月8日)
*1 瀋大国家自主イノベーション示範区とは、瀋陽と大連国家自主イノベーション示範区を指す。
◇内モンゴル自治区、製造業3部門が飛躍的に成長
内モンゴル自治区統計局によると、2020年、自治区における一定規模以上(年間売上高2000万元以上)の新産業のうち、3つの製造業部門において、付加価値が飛躍的に成長しているという。そのうち、医薬品製造業の付加価値は前年同期比11.1%増(前年比28.7ポイント増)、鉄道・船舶・航空宇宙・その他輸送用設備製造業の付加価値は同1.3倍、電気機械器具製造業の付加価値は同約2倍に増加した。
その一方で、他の新しい製造業部門においても質の高い顕著な発展が進んでいる。2020年、自治区は生態環境保護を優先するグリーン発展の方向性を維持し、石炭産業の産業チェーン*2の拡大と新エネルギー産業の発展を促進している。自治区の現代的な石炭化学工業の付加価値は前年比3.1%増加し、一定規模以上の新エネルギー発電産業の付加価値は前年比2.1%増加した(一定規模以上の工業の成長率を1.4ポイント上回った)。新エネルギー発電産業の付加価値は電力産業全体の付加価値の四分の一以上を占めている。(内モンゴル日報 2月9日)
*2 産業チェーンとは、英語のindustry chainに該当し、サプライチェーンやバリューチェーンの意味を指す。