モンゴル新首相と韓国大使が両国の協力について協議

2021年03月02日

ウランバートル

海外ビジネス情報

◇モンゴル新首相と韓国大使が両国の協力について協議

オユンエルデネ首相はリ・ヨホン駐モンゴル韓国大使と18日、面会した。リ大使はオユンエルデネ首相に、モンゴル国首相就任を祝う韓国のチョン・セギュン首相からの親書を手渡した。

オユンエルデネ首相は、第三の隣人である韓国とモンゴルとの包括的パートナーシップを今後も強化し、それを戦略的パートナーシップのレベルに引き上げ、ハイレベルの相互訪問を増やしていく姿勢を強く示した。

この面会で、双方は韓国の特別ローンを使ったプロジェクトについて、特に集合住宅建設「Solongo1」と「Solongo2」や10県での火力発電所の建設の事業について協議した。

「これらのプロジェクトは、若い世代への住宅供給という政府の目標と関連付けられている」とオユンエルデネ首相は述べ、道路・インフラ整備・発電・物流・鉱業等の部門での協力の拡大や、「新北方政策」の枠内での投資・経済交流の強化に係る大型プロジェクトを共同で推進していくというモンゴル政府としての意向を表明した。首相はまた、「アストラゼネカ」のワクチンの入手の要望も表明した。

双方は韓国からのモンゴル国民の帰還と、チャーター便の運航に協力し、サポートしあうことで合意した。(MONTSAME 2月19日)

 

◇政府は新型コロナ軽症者の自宅療養ルールの策定に着手【モンゴル】

ガンゾリグ政府報道官は19日、保健省が新型コロナウイルス感染症の軽症者や正当な理由がある患者を対象とする自宅療養ルールの策定に着手したことを発表した。然るべき作業方針がアマルサイハン副首相兼非常事態委員長に示された。

このルールは、状況に応じた、また症状の悪化や今後国内における感染拡大の場合における新型コロナ感染者の隔離と自宅療養を想定している。

本日の保健省の定例ブリーフィングで、国立感染症研究センターモニタリング・調査部のアンバセルマー部長は、防疫規則と必要な介護条件が順守されれば、軽症の患者が医師の勧告に基づき、自宅で療養することは可能だとの見解を述べた。(MONTSAME 2月19日)