ブリャート共和国最大の太陽光発電所が運転を開始

2021年04月09日

イルクーツク

海外ビジネス情報

◇ブリャート共和国最大の太陽光発電所が運転を開始

政府系「ヘヴェル」がブリャート共和国で6つ目にして最大出力のトレイ太陽光発電所の運転を開始したことを、(株)ロスセチ・シベリア(ロスセチ系列会社)が発表した。

発電所の定格出力は45メガワット。トレイ発電所の運転開始によって、二酸化炭素の排出量を抑制することができ、それは共和国全体の環境とバイカル湖の生態系の維持に貢献する。

「共和国には、トレイのような大出力の太陽光発電所と、1戸建て住宅用の小規模なハイブリッドの電源が必要だ。現在、ブリャートでは28基の小型太陽光発電装置が稼働している。新技術の導入によって、従来の架空送電線の敷設コストを大幅に抑え、へき地の農場や開墾地にも電力を供給できるようになるだろう」というブリャート・エネルゴ社(ロスセチ・シベリア系列)のセルゲイ・コズロフ社長の談話が伝えられている。

プリャート共和国では既に5つの太陽光発電所(合計70メガワット)が稼働中だ。共和国で最初のビチュラ発電所は2017年に設置され、定格出力10メガワット。2019年にはカバンスク、タルバガタイ、キャフタ、ホリンスク地区で太陽光発電所が運転を開始した。

(株)ロスセチ・シベリア(旧(株)シベリアMRSK)は2005年7月設立。同社はアルタイ、ブリャート、トゥヴァ、ハカスの各共和国、アルタイ地方、ザバイカル地方、クラスノヤルスク地方、ケメロボ州、オムスク州に電力を供給している。送電線の総延長は25万5500キロメートル。(インターファクス 3月30日)