順豊エクスプレスの貨物機業務、バヤンノールでまもなく実施
2021年04月12日
綏芬河
海外ビジネス情報
◇順豊エクスプレスの貨物機業務、バヤンノールでまもなく実施
内モンゴル自治区のバヤンノール市人民政府と順豊エクスプレスは貨物機の共同事業に関して協議し、合意に至った。合意内容は、順豊エクスプレスがバヤンノール市を拠点に貨物航空事業を行い、5月にバヤンノール空港から就航を開始し、農畜産品の販売・供給量に応じて段階的に運行を定期化するというものである。
昨年以降、バヤンノール市と順豊エクスプレスは協力関係を強化し、4月にバヤンノール冷凍冷蔵輸送専用線を開通させ、6月には農産品の海上輸送を開始し、11月に戦略協力協定を締結した。今年1月、「天賦河套」ブランドの贈答品1万点が順豊エクスプレスで輸送された。適切な協力関係により、バヤンノールの優れた農畜産品を広大な市場に送り出すことができた。
順豊の貨物航空事業がバヤンノール市を拠点に展開することによって、28の省・直轄市の重点都市131カ所への貨物輸送が可能になる。バヤンノール市から適時に輸送できるため、農畜産品の全国配送ネットワークが整備され、「オンライン・オフライン、空中+地面」という立体的な輸送販売が可能となり、農牧業の発展を推進していくことになる。(内モンゴル日報 4月6日)
◇輸入車展示センターが4月に着工
綏芬河市は綏芬河総合保税区に居住する貝林奈爾国際貿易有限公司と輸入車展示センター着工に関する調印式を行った。貝林奈爾国際貿易有限公司は、総合保税区の輸入車展示センターなどのサービスに関連する施設の建設を継続し、綏芬河市の輸入車ビジネスの拡大をはかり、自由貿易試験区の綏芬河エリアの自動車の輸入ビジネスを成長させるだろう。
自動車の輸入港として綏芬河口岸の優位性を高めていくために、綏芬河市商務部は、貝林奈爾国際貿易有限公司が綏芬河口岸を通じて輸入車ビジネスを展開するよう交渉を重ねてきた。呉海平社長によれば、輸入車展示センターの工事は4月に着工し、10月までに完成する予定だ。初めに輸入される自動車は年内に綏芬河総合保税区に到着する。ドイツ・アメリカ・カナダからロシア・ウラジオストクを経由し、鉄道で綏芬河まで輸送される。これにより、車の海上輸送と鉄路の一貫輸送ルートが確立され、毎年、輸入車数200台以上、2000万ドルの貿易額を達成する見込みだ。(黒龍江日報4月6日)