極東全権代表がワクチン不足を訴え
2021年04月16日
ハバロフスク
海外ビジネス情報
◇極東全権代表がワクチン不足を訴え
ロシア極東の新型コロナウイルス感染者数の増加率はこの数カ月の間に5.7~6%から0.1%に低下したと、ユーリー・トルトネフ副首相兼ロシア極東全権代表は8日、同管区の会議で述べた。
「この数か月の間、各地域の感染者の増加率は5.7%~6%にも及んでいたが、現在は0.1%を下回っている」と副首相は述べた。
目下の最重要課題はワクチン接種だと、副首相は指摘。現在、極東連邦管区では518カ所の接種所が設けられており、33万人余りがワクチンを接種した。集団免疫形成のための目標値は60%だが、ワクチン接種の対象となる住民の管区内の平均接種率は約10%だ。
「この地域へのワクチン供給が不足していることにも注目してもらいたい。特にユダヤ自治州、沿海地方、ブリャート共和国、ハバロフスク地方、マガダン州の状況が悪い。各地域の指導部はこのことに注目してほしい」と副首相は述べた。(タス通信 4月8日)