ロ極東の航空会社用に外国製の古い飛行機を購入

2021年04月21日

ウラジオストク

海外ビジネス情報

◇ロ極東の航空会社用に外国製の古い飛行機を購入

極東航空会社「オーロラ」用に、旧式のカナダ製航空機が購入される。新品のロシア製航空機の本格的な供給は、2023年まで待たなければならない。

ロシアのメディア「ベドモスチ」の報道によると、「オーロラ」社は2025年までの拡大構想として、今年と来年にDHC-6 ツイン・オッター(2機)とボンバルディアDHC8(7機)の供給を受ける予定だ。一方、「バイカル」(TVS-2DTS)とイリューシン114-300の供給は2023年以降に開始される。これらのモデルはまだ型式証明を取得していない。また、オーロラ社にはスーパージェット100(4機)も納入される予定であり、L-410の供給は2024年以降に予定されている。

しかし、オーロラがスーパージェットを受け取れない可能性もある。同機の生産は、向こう数年において「Red Wing」、「アジムト」、「ロシア」といった航空会社に納入する計画の下で行われているからだ。構想では、必要な数の国産航空機が準備できなければ、外国製で代替される。

オーロラ社は、ロシア製45機を含む飛行機68機の調達を計画している。現在保有している航空機のうち、Mi-8(ヘリコプター)、An-24、An-26、Yak-40、An-2など107機が除籍される一方、2025年までに乗降客数は倍増する見込みだ。

これまでにロシア大統領はロシア極東の統一航空会社の保有航空機を国産機にするという指令を出している。大統領は昨年末、An-2(農業用多用途機)を「バイカル」に替えるよう命令。大統領によれば、小型機に始まり、国産飛行機のすべてのラインナップをつくる必要があるという。

リーズナブルな小型多用途機の製造は、極東連邦管区の集落の航空交通の便の問題解決に役立つことだろう。(EastRussia 4月8日)