現地事情セミナー「ロシアの生活と経済 ~在住者に聞く~」を開催
2021年04月26日
ERINAクロニクル
◇現地事情セミナー「ロシアの生活と経済 ~在住者に聞く~」を開催
4月23日、今年度初めてのセミナー「ロシアの生活と経済 ~在住者に聞く~」をオンラインで開催しました。昨年度から、オンライン開催について、zoomを利用して、自前で開催、業者の方に手伝ってもらってリアルとオンライン併用での開催、通訳会社と連携してオンラインでの多言語同時通訳などいろいろ試行してきました。今回のセミナーは、機材の揃うスタジオを使用させてもらい、機材を操るオペレーター1名と企画・広報部員で開催しました。次に開催する北東アジア経済発展国際会議(NICE)の開催手法を考えつつ。
「やってみないとわからない」ということが多く、「リハーサルは大切!」と今回も何度もやってみました。
企画・広報部 新保史恵
海外ビジネス情報
◇黒龍江省の優良企業、人民元越境決済が効率的で便利
「以前は、人民元の越境決済の手続きのために、契約書や領収証、税関申告書などを銀行に持参しなければならなかったが、今はオンラインでできる」と、黒河市遠達経貿有限会社の責任者は話した。
先日、中国建設銀行黒河支店は、貨物貿易に関する2件の代金回収を行った。これは、『黒龍江省優質企業越境人民元結算便利化方案(黒龍江省優良企業による人民元の越境決済のための利便化政策)』(以下、利便化政策)が発表されて初めての省内での実施例となった。
黒龍江省の貿易企業の発展をサポートし、より良い金融サービスを提供するために、中国人民銀行ハルビン中央支店は優良企業の越境決済の簡易化に重点を置き、利便化プログラムの策定を主導的に進めた。認定基準を緩和したことで、人民元の越境決済ができる優良企業は35社から66社となった。
この政策により、銀行は優良企業から提出された『人民元越境決済の請求/支払い明細書』に基づいて、商品、サービス、資本の取引による人民元収入を国内の支払等に直接使用できるようになる。この政策が実施されて以降、優良企業は事前にまたはその都度、証明資料を提出する必要がなくなり、手続き時間が短縮された。
中国人民銀行ハルビン中央支店は優良企業のオンライン連絡グループを作り、積極的に企業の要望に対応しようとしている。連絡グループには、政府・銀行・企業が参加し、企業が人民元越境決済で直面した課題を、オンラインで回答できるようにしている。(黒龍江日報4月20日)
◇減税1800万元余り予定!企業が協定税率の「追い風」に乗る
モンゴルがアジア太平洋貿易協定(APTA)加盟し、関税率が低下したことを受けて、内モンゴル自治区フフホト税関は、税制優遇政策について広報に努め、自治区内の貿易企業がこの優遇を受け貿易を拡大できるように支援している。
エレンホト市金谷源糧油有限会社の責任者・候永軍氏は、「協定による関税引き下げの『追い風』に乗ったことで、資金の支出が抑えられ、資金繰りが安定化しただけでなく、生産拡大のための基盤の補強もできた」と話した。今年の第1四半期、同社が輸入した菜種の総重量は2730トン、金額では724.8万元となり、減税額は71.1万元に達した。
貿易企業がAPTAに基づく関税減免措置を受けられるように、フフホト税関はそれぞれの企業に合わせて「一対一」で政策の説明と手続きの指導を行った。1~3月、フフホト税関はAPTAの優遇措置に合わせた関税申告書を131件受理し、輸入企業に対して約206万元の減税を実施した。2021年、企業がモンゴルからの輸入商品の減税額は約1800万元以上になると予想されている。(内モンゴル日報4月20日)