ロ極東と北極圏の観光客を年間1500万人に

2021年06月03日


ウラジオストク

海外ビジネス情報

◇ロ極東と北極圏の観光客を年間1500万人に

アレクセイ・チェクンコフ極東・北極圏開発大臣は、2030年までに極東・北極圏地域の観光客数を年間1500万人まで拡大すると発表した。

「我々はロシア極東と北極圏全域の観光産業の発展状況を分析した。興味をそそる観光商品の入り込む隙間はいたるところに存在する。既存のビジネス支援メカニズムと新しい仕組みの両方を用いて、2030年までにロシア極東と北極圏で年間1500万人の観光客数達成を目指していく」という大臣の談話をRIA通信が伝えている。大臣は、「観光産業の発展と、あらゆる外的刺激に敏感な生態系の保護との間のバランス」をとることの重要性も指摘した。

プーチン大統領は今週、カムチャツカのゲイゼル渓谷の観光インフラの整備を提案した。大統領は、「ガイゼル渓谷に10倍の人数を入れるのは不可能だ。すべて踏み荒らされてしまう」と発言したドミトリー・チェルヌィシェンコ副首相に、反論した形だ。その後、ミハイル・ミシュスチン首相の命により、副首相はガイゼル渓谷とカムチャツカ地方の観光力強化の問題に取り組むためにロシア極東に出発した。(コメルサント・デイリー 5月23日)