ハバロフスク市IT工業団地の投資家らが特別待遇で土地を取得

2021年06月06日

ハバロフスク

海外ビジネス情報

◇ハバロフスク市IT工業団地の投資家らが特別待遇で土地を取得

ハバロフスク市のIT工業団地の建設の投資家たちに、優遇条件で土地が提供される。プロジェクト費用は約6億2500万ルーブルと推定されている。

ハバロフスク地方の起業家グループが、この新たな工業団地「アムール」を建設するプロジェクトの発起人となった。彼らは地方政府の決定により、特別待遇を受け、競売を通さず土地を購入することができた。

工業団地の用地は面積3.5ヘクタールでハバロフスク地方の2つの有名大学(太平洋国立大学と経済法律大学)の近くに立地している。初期段階で投資家たちは最大2億ルーブルを投入する。同地方政府は、プロジェクト推進の補助金の支給についてロシア経済発展省と交渉中だ。

工業団地は、視聴覚とアニメーションのコンテンツの「Creativeパーク」と、情報技術とソフト開発の「ITパーク」という、2つの主要方針に沿って展開する。この工業団地の主要な課題は、新たな実現性の高いアイデアとソリューションが生まれる環境を整備することだ。

投資家たちは早くも、一部の起業家の関心を掘り起こし、プロジェクト実現での協力について合意した。また、イノベーションセンター「スコルコボ」やその他国内外の工業団地とも、連携と最新ノウハウの交換及び移転について交渉が進められている。(ハバロフスク版「論拠と事実」5月26日)