大連越境EC、保税品物保管モデルで生鮮品の輸入開始

2021年06月14日

大連

海外ビジネス情報

◇大連越境EC、保税品物保管モデルで生鮮品の輸入開始

大連税関管轄の大窯湾税関の監督下で、アメリカザリガニ4.2トンが大窯湾保税港区の電子取引商倉庫に無事到着した。大連港の越境ECが保税区を活用して生鮮品を輸入するのは今回が初めてである。

年年有魚(大連)電子商務有限会社の責任者・陳卓氏によれば、「これまでの取引と比べて、越境ECには税率上の大きなメリットがある。さらに、消費者に直接販売することで、流通コストを下げることができる。越境ECでの生鮮品輸入を選んだ主な理由はこれらの点にある」という。

大窯湾保税港区には、すでに海産物の一時飼育用の水槽が設置され、専門の養殖設備も完備された。最大6.4トンの海産物を同時に飼育でき、越境ECの一日あたりの出荷数は最高6000件に達したという。大窯湾税関保税監督管理処越境EC課の王飛氏によると、「生鮮品の鮮度の問題について、税関は、商品輸送・一時飼育・販売中で生じる問題に対して解決策を準備し、企業に損失が出ないよう最大限の策を講じ、企業の不安を解消するために、通関緊急対策を用意している」という。

今後は、アメリカザリガニに続き、タラバガニやズワイガニ、赤ズワイガニなど人気の海鮮品を取り扱っていく予定であり、大連から中国東北三省や華北地域まで配送地域を拡大し、人々の食生活を豊かにしていく。(遼寧日報5月26日)

 

◇中欧班列「錦州―モスクワ・ベールイラスト」線、運行開始

5月28日、中欧班列「錦州―モスクワ・ベールイラスト」線が錦州港駅から運行を開始した。これにより、「東北陸海新ルート」沿線の地方都市にとって、便利で、効率のよい複合輸送の新しい輸出ルートができた。

「一帯一路」イニシアチブにより、錦州港では「ロシア―満洲里―錦州港」、「ロシア・イルクーツク―錦州港―広州」など中国とロシアを結ぶコンテナ海陸一貫輸送班列が次々に開通した。中欧班列「錦州―モスクワ・ベールイラスト」の開通により、車両(スペアパーツ)、光ケーブル、日用品など総額約1700万元の商品が、15~20日間かけてロシア最大のベールイラスト物流センターの鉄道ヤードに到着する予定だ。時間が約半分近く短縮され、物流のコストが下がったことで、地元の企業に大きな利便性と利益をもたらした。

今年2月、錦州を含んだ6都市が「東北陸海新ルート」沿線都市の地方政府協同連盟を発足させた。錦州港を経由する貨物は、「一帯一路」の大循環を形成している「錦州―海南(洋浦)」や「中国・錦州―ロシア」などのルートを通って輸送される。また、中欧班列「錦州―モスクワ・ベールイラスト」が開通したことで、錦州港は立地の優位性と航路ネットワークの利点を生かして、輸送市場を開拓し、双方向の貨物集荷を行い、サービスの質を継続的に向上させ、安定して効率のよい国際物流ルート「東北陸海新ルート」を構築している。(遼寧日報5月31日)