大統領が住宅敷地境界線までの無償ガス管敷設法に署名

2021年06月24日

コムソモリスク・ナ・アムーレで

海外ビジネス情報

◇大統領が住宅敷地境界線までの無償ガス管敷設法に署名

プーチン大統領は、国民の住宅敷地境界線までのガス導管の敷設を無償化する法律に署名した。連邦議会に対する年次教書演説の中で大統領は国内の多くの住宅がガスにアクセスできないということを述べてきた。専門家によれば、この発案によって国民の負担が一部削減され、集落内のガス送配インフラ整備でガスプロムと地方自治体が連携できるようになるという。

この修正は、統一ガス転換事業主体制度の導入も定めており、統一ガス供給システムの所有者、つまりガスプロムとその系列会社がそれに該当する。一部の地区には、ガス配送網の運営と整備を担当する現地事業主体ができる。

ガス転換の財源となるのはまず、ガス送配業者の特定目的割増金で、今後はこれが「ラストマイル」敷設資金に使われる。

資金は特別融資、貸付金などのメカニズムを使っても調達される。この際、住民向けガス料金(特定割増料金)はインフレ率を上回らない。一方、地方のガス転換計画は、連邦構成主体の燃料エネルギーバランスに基づいて構築されることになる。

この法案は6月1日に下院を通過し、2日に上院で承認された。ビャチェスラフ・ボロディン下院議長は、この修正によって多くの国民がガスへ接続できるようになり、その結果、固形燃料ストーブへの依存を減らすことができると述べた。(RIA 6月11日)