サハリンとクリルの空気がきれいになる

2021年07月16日

イルクーツク

海外ビジネス情報

◇サハリンとクリルの空気がきれいになる

サハリン州は、プーチン大統領の指令による全国的CO2排出量削減の試行地となった。関連法案がすでにロシア連邦政府に提出済みだ。試行期間は2021年から2025年まで。大気中への温室効果ガス(GHG)排出量削減に寄与する技術/テクノロジーを導入・定着させるために必要な環境の醸成を目的としている。

「この試行によって大幅な環境が改善されるだろう。なぜなら、我々は石炭やディーゼル燃料の使用を事実上、拒否することになるからだ。2025年までに世界で最初にカーボンニュートラルを実現する地域となるという目標を掲げる」と、サハリン州のワレリー・リマレンコ知事は述べた。

2019年の人為的なCO2排出量評価に基づき、サハリン州のGHG排出量調査が行われ、年間のGHG排出量が多く、試行に参加する企業・団体者が特定された。

「主要なGHGはメタンと二酸化炭素だ。さらに、これよりも割合の少ない4種類のGHGについても調査した。その結果、2019年のGHG排出総量は1233万3千トン、吸収量は1106万8千トンだった。」とサハリン州のアレクサンドル・マトネンコ環境大臣は説明した。

サハリン州のGHG排出は主に、石炭、石油、ガスの産出による。燃料・エネルギー産業の占める割合は94%強。残りは、「製造」、「農業」、「ごみ/廃棄物」だ。また、サハリン州の森林によるGHG吸収の数値はロシア平均の2倍だ。サハリン州環境省は年内に2020年のインベントリ(温室効果ガス排出・吸収量)を行うことにしている。(「論拠と事実」サハリン州版 7月8日)