錦州港―ロシア、貿易直行便が初出航

2021年08月30日

大連

海外ビジネス情報

◇錦州港―ロシア、貿易直行便が初出航

8月9日、錦州港207番バースに停泊中の船舶「HUI FA」は、外国貿易ルート「錦州港―ロシア・ボストチヌイ港」として初めて出港した。

「HUI FA」は、4日間かけてロシアのボストチヌイ港までの1200海里を航行する。ボストチヌイ港で陸揚げされたコンテナは、ロシア・シベリア鉄道を経由し、ドイツのハンブルグなど、ヨーロッパのいくつかのベース・ポートまで輸送される。一方、沿線地域の木材やパルプなど良質な資源が中国国内へ輸入される。これは錦州港が1990年に開港して以来、初めて開通した国外貿易のコンテナ輸送ルートである。(遼寧日報8月10日)

 

◇中国とロシアを結ぶ「同江中ロ鉄道大橋」のレール敷設完了

アムール川にかかる「同江中ロ黒龍江鉄道大橋」の建設現場で、中国とロシアのレールの継ぎ目の添え木が設置された。これにより、中国とロシアを結ぶ最初の鉄道橋のレール敷設が完了し、鉄道全線の開通に向けて基礎が築かれた。

この新しい鉄道橋は、黒龍江省の同江市とロシアのニジュネレニンスコエ市の間にかかっている。橋梁の全長は7194メートル、両側のアプローチ部分の長さは4979メートルだ。主橋部分の長さは,中国領内が1886メートル、ロシア領内が329メートル、全体で2215メートルとなる。この鉄道橋を列車が時速100キロで運行するよう設計されており、年間の貨物輸送量は2100万トンになる。工事は2014年2月に開始し、2018年10月に中国側の主な工事が完成、2019年7月には中国側の静的・動的検査、基礎検査、安全評価などすべての検査を終えた。

鉄道橋は、南側は東北三省に接し、中国全土につながり、北側は同江口岸とロシアのニジュネレニンスコエ口岸を経由してロシアの極東鉄道につながり、西側はシベリア鉄道を経由してヨーロッパまでつながる。この鉄道橋の完成によって、中ロの鉄道輸送ルートが増えただけでなく、ヨーロッパに通じる新しいユーラシア一貫輸送大ルートができる。また、開通後は、黒龍江から同江を経てモスクワに至る鉄道距離が綏芬河口岸経由よりも809キロ短くなり、輸送時間が10時間節約できる。満洲里・綏芬河口岸の輸送圧力が大幅に緩和され、東北地域の全面的な活性化と全方位への発展や、「一帯一路」の推進、中ロの経済貿易の発展を推進するという重要な意味を持つ。(黒龍江日報 8月18日)