サハの原発建設に国民福祉基金からも資金拠出

2021年09月01日

ウランバートル

海外ビジネス情報

◇サハの原発建設に国民福祉基金からも資金拠出

ロシア政府は国民福祉基金から国営「ロスアトム」社の小型原子炉開発計画に資金提供することを決定した。このプログラムに、サハ共和国(ヤクーチア)ウスチ・クイガ村の発電所プロジェクトが入っている。この発電所は、キュチュス金鉱山で使われる。

「コメルサント・デイリー」紙によると、ロシア国内のへき地向けの小型原子炉の建設のために連邦予算から240億ルーブル、国民福祉基金から559億ルーブルが支出される。プログラムの実施期間は2024年までだ。国民福祉基金の資金は返却ベースで拠出され、これらを受け取るのは8事業に限られている。「新たな原子力」構想の主な目的は、出力300メガワット以下の(小型)陸上原子炉を開発し、建設することにある。ヤクーチアの原発もこれに含まれている。建設工事は2024年に着工し、2030年の運転開始が予定されている。

さらに、ロスアトムでは最大出力10メガワットの小型原子炉「シェリフM」と最大出力400キロワットの「エレナAM」のプロジェクトデザインを2024年までに策定する予定だ。これらはへき地での使用が可能となる。その設置場所はまだ決まっていないが、2030年には稼働するものとみられている。(EastARussia 8月16日)