ロ極東に3.6兆ルーブルの投資が呼び込まれた

2021年09月17日

2019東邦経済フォーラム

海外ビジネス情報

◇ロ極東に3.6兆ルーブルの投資が呼び込まれた

ユーリー・トルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領代行によれば、第6回東方経済フォーラム(EEF)では3.6兆ルーブル相当の契約が締結された。2019年の開催では締結された契約は270件、3.4兆ルーブル相当だった。

契約の大部分は、1千~2千億ルーブル規模のプロジェクトだ。大型プロジェクトの中には、ザバイカル地方北部ウドカンスコエ銅鉱床のコンビナートの第2期工事(2890億ルーブル)、ナホトカ鉱物質肥料工場の建設(4450億ルーブル)、バイムスキー採選鉱コンビナートへの電力供給(1500億ルーブル)がある。

「こういう資金がロシア極東経済に入るよう、やることがたくさん控えている」と副首相は述べた。今後も、ロシアおよび外国の投資の誘致を目指していくという。

喫緊の課題として、トルトネフ副首相はクリル諸島(北方領土と千島列島のロシア側呼称)の経済特区創設と、ウラジオストク自由港入居の敷居を下げることを挙げた。ウラジオストク自由港の特別待遇を受けるための最低限の投資金額は500万ルーブルだが、50万ルーブルまで引き下げられることもありうる。

クリル諸島で可能性のあるプロジェクトとしてトルトネフ副首相は、電力と輸送インフラで大きな問題を抱えていることを指摘。副首相は「クリル諸島には事実上、電力インフラがなく、国後に小さな地熱発電所があるくらいだ。残りの電源はディーゼル燃料を使う」と述べた。

クリルでの実質的活動で主要な租税の免除などの10年間の優遇税制が施行されると、プーチン大統領はEEFで発表した。(ロシースカヤ・ガゼータ 9月6日)