中国発の貨物量の増加でコンテナターミナルへの投資も拡大

2021年10月13日

ウラジオストク

海外ビジネス情報

◇中国発の貨物量の増加でコンテナターミナルへの投資も拡大

中国発の貨物の急増を背景にロシアのコンテナターミナルへの投資も拡大している。貨物ターミナルのオーナーたちが積極的に新しい施設を建設したり、既存のターミナルをコンテナ用に切り替えたりし始めた。

「ベドモスチ」紙の報道によると、沿海地方の「ボストーチヌイ荷役会社」は9月、石炭の積替えを止め、コンテナ貨物に注力し始めた。沿海地方のボストーチヌイ港も、今年からコンテナの取り扱いを始めた。ナホトカ商業港は、高い需要と専用港の混雑を理由としてコンテナの荷下ろしを始めた。FESCO社はウラジオストク商業港のコンテナヤードを16%拡充し、そこに「東部運輸物流拠点」をつくろうとしている。「トランスコンテナ」社は対中国国境のザバイカルスクのターミナルの設備更新を行っている。

ロシア鉄道は7月、1日当たりコンテナ列車1本をさばけるコンテナターミナルをソチに開設した。現在、ロジスティクスセンター「エカテリンブルク」と同「プリモルスキー」の建設準備が進んでいる。

自然独占問題研究所のウラジミル・サブチュク副所長によれば、これまで、欧州―アジア間のコンテナは主に海路で運ばれていたが、今では海路の運賃高騰を受けて、荷主はコストの安いほうに流れているという。

「ロシア経由など鉄道でのコンテナの輸送が増え、ターミナルの作業量も増えている。ロシア極東ではコンテナ船の受け入れ、取り扱いの問題が深刻化している」とサブチュク副所長は語った。

さらに、ロシアの港でコンテナ取扱量が拡大した理由に、ロシア鉄道のネットワークのコンテナ化の進展がある。専門家は、今後もコンテナ輸送は継続的に成長すると予想している。(EastRussia 10月1日)