豪企業がモンゴルでグリーン水素を製造か

2021年10月19日

ウランバートル

海外ビジネス情報

◇豪企業がモンゴルでグリーン水素を製造か

オーストラリアの「Elixir Energy」社が「グリーン水素」の製造を目的とし、モンゴルでの業務を拡大する方針を発表した。

同社は、モンゴルには地理的な優位性があり、再生可能エネルギー源も豊富に存在し、輸送コストも低いとして、グリーン水素製造にとってモンゴルが最適な国であると指摘した。モンゴルの南側には中国が隣接し、再生可能エネルギー源と水素エネルギーの需要が大きい。シノペックやCNPCといった中国企業がこの分野に多額の投資を行っている。さらに、中国の習近平国家主席は、2026年から5年間で石炭の消費量を削減し、2060年までにカーボンニュートラルの実現を目指すと表明している。

この業務拡大を発表した後に、Elixir Energy社の株価は上昇。9月22日以降、同社の株価は20.4%上昇し、1株2.65AUDに達した。(MONTSAME 10月6日)

 

◇韓モが石炭改質で協力

国営企業「エルデネス・モンゴル」社のハヤンヒャルバーCOOは韓国エネルギー技術研究院(KIER)のキム・ヨンナム(Kim Jong-nam)院長とオンラインで会談し、石炭改質とクリーン燃料の製造拡大に共同で取り組むための覚書(MOU)を締結した。

ハヤンヒャルバーCOOはKIERとの協力を拡大させることに満足の意を表明し、2つの分野、特に発電用石炭の燃焼熱と質の向上、くず炭から製品を作り輸出する可能性の追求に注力することを提言。

KIER側はバガヌール炭鉱の発電用石炭とタバントルゴイ炭鉱(コークス用炭)のくず炭の試験を行い、その品質の高さを立証した。双方はこれらの研究を継続し、くず炭を家庭の暖房のみならず、発電に活用するためのフィジビリティ・スタディについて合意した。

キム院長は、エルデネス・モンゴルとの提携の拡大の重要性を指摘し、KIERがこの10年間モンゴルで大気汚染の軽減に取り組み、石炭を原料とするクリーン燃料の製造プロジェクトをサポートしている点を強調した。(MONTSAME 10月6日)