極東コンセッションはマガダンからスタート

2021年11月05日

コムソモリスク・ナ・アムーレ

海外ビジネス情報

◇極東コンセッションはマガダンからスタート

10月21日、マガダン市で開かれたロシア極東の保健医療の発展に関する会議の冒頭で、ユーリー・トルトネフ副首相兼極東連邦管区大統領全権代表は、VTBインフラストラクチャーホールディング社が「極東コンセッション」メカニズムにしたがい110億ルーブル余りをマガダン州の新しい5つの公共施設の建設に投じる、と発表した。

「マガダン州の提案の中から5つの新しい施設(市立病院、中央小児病院、ゴロホボエ・ポーレの病院、感染症病院、外科専門病院)の建設が予定されている。これらの施設はすべてヘルスケア関連であり、それは非常に正しいことだと思う。なぜなら、保健医療は住民にとって上位の問題の一つだからだ。建設に向けた投資総額は110億ルーブルあまりだ。VTBインフラストラクチャーホールディング社が出資し、DOM.RFがそのパートナーとなる」とトルトネフ副首相は述べた。

副首相はこれらの計画を、大きなプロセスの開始、と呼んだ。つまり、マガダン州が「極東コンセッション」メカニズムの出発点になったのだ。

「極東には社会問題が山積している。人々は医療、道路、教育の現状に不満を抱いており、これらの問題を全て解決しなければならない。これらの問題の一部は1千億ルーブル余りが割り当てられた『統一補助金』という既存のメカニズムの中で処理されている。しかし、広大な極東地域にとって、これでは十分ではない。(2021年の)東方経済フォーラムにおいて、新たなメカニズム、『極東コンセッション』が始動した。このメカニズムは大規模な社会インフラの更新をスタートさせるだけでなく、新しい投資案件の実現のサポートという意味で大きな役割を演じている。なぜなら、投資家の数の増加はより大規模な国の支援を必要としているからだ」とトルトネフ副首相は述べた。(タス通信 10月21日)

 

◇農業用飛行機の組立地がロ極東に変更

農業・林業用航空機An-2(アントノフ2)に代わる新型航空機「バイカル」の組立てがロシア極東で始まる。これまでの計画では、エカテリンブルクで組み立てられる予定だった。

ロシアのメディア「ベドモスチ」によれば、組立て地の変更は産業・商業省で了承済みだという。コムソモリスク・ナ・アムーレでは「Yu.A.ガガーリン記念コムソモリスク・ナ・アムーレ航空機工場」(KnAAZ)の近くに、新しい組立工場が建設される。ここには教習・訓練拠点も建設されることになっている。

「ベドモスチ」の情報筋によれば、新工場は、同じくコムソモリスクで製造されている戦闘機Su-35SとSU-57の工場とは法的にも物理的にも別物だという。

「バイカル」は新たに国内で開発された航空機だ。その利用と将来性については9月に東方経済フォーラムで協議された。「バイカル」のペイロードは2トン、飛行速度は時速300キロメートル。最長飛行距離は1500キロメートル。「バイカル」はわずか250メートルの未舗装滑走路から離陸することができ、国内航空輸送にとって重要だ。「バイカル」の低温条件でのテストはヤクーチアで行われる。一方、極東連邦管区大統領全権代表はこれまで、ブリャート共和国でのバイカルの組み立てを確約してきた。(EastRussia 10月22日)