新型戦闘機がコムソモリスクで製造される

2021年11月26日

コムソモリスク・ナ・アムーレ

海外ビジネス情報

◇新型戦闘機がコムソモリスクで製造される

ガガーリン記念コムソモリスク・ナ・アムーレ航空機工場(KnAAZ)で単発エンジンの軽量戦闘機Su-75「チェックメイト」の生産がまもなく開始される。このことについて統一航空機製造会社(UAC)のユーリー・スリュサル社長がドバイで発表した。

スリュサル氏は「ドバイ航空ショー2021」で「コムソモリスク・ナ・アムーレで数機の製造が始まる」と発表した。スリュサル氏は7月28日にも、「チェックメイトはスホーイ社系列のガガーリン記念航空機工場で組み立てることになるだろう」と述べている。

スホーイ社(国営ロステク傘下)が開発したこの第5世代単発エンジン戦闘機「チェックメイト」は、航空宇宙展示会「MAKS2021」でプーチン大統領に初お披露目。当時、この新型戦闘機の初飛行は2023年、大量供給の開始は2026年という話だった。また、将来的に同機をベースに2人乗りと無人のバージョンが作られることも発表された。

ロステクのセルゲイ・チェメゾフ社長は「チェックメイト」1機の価格を2500万~3千万ドルと見積もっている。その値下げのために、Su-35とSu-57との規格統一を行うと、ロシアのデニス・マントゥロフ産業商業大臣がコメントした。

今後15年間で300機の航空機が供給されると試算されている。チェックメイトはアメリカのF-35「ライトニング II」、スウェーデンのJAS39「グリペン」と競合するとみられている。

チェックメイトは輸出向けで、特にアフリカ、インド、ベトナムをターゲットとしていると、ユーリー・ボリソフ副首相が発言している。ボリソフ副首相によれば、チェックメイトには早くも必要最低の受注があるという。ドバイでのチェックメイトのお披露目がもたらした衝撃は、その早期生産開始を後押しした。

ドバイ航空ショー2021で多くの潜在的発注者たちがチェックメイトプロジェクトに非常に大きな関心を寄せたことで、世界の兵器市場に同機を進出させるための本格的な交渉が予定されている。(ロシースカヤ・ガゼータ 11月14日)