ハバ地方に発泡スチロールのリサイクル工場ができた

2021年12月03日

ハバロフスク

海外ビジネス情報

◇ハバ地方に発泡スチロールのリサイクル工場ができた

発泡スチロールインゴットの工場がハバロフスク地方に開設された。これによって発泡スチロールのリサイクル問題が解消される。

ハバロフスク地方政府によると、発泡スチロールインゴットは建築資材の製造に使われている。「Metallreserv」社(鉄・非鉄金属くず購入・備蓄・リサイクル・販売)では、「Ecostrategy」事業リーダーのエブゲニー・チプコフ氏の説明によれば、日本の(株)山本製作所製の発泡スチロール減容機が使われている。この減容機は、5~7分間に1立方メートルの発泡スチロールを、最大5キログラムの高品質のインゴットに加工できる。このようなインゴットは様々な分野、特に建設業の断熱材の製造で需要がある。

古田恵子・在ハバロフスク日本国総領事によれば、ハバロフスク地方では対日協力(ヘルスケア、温室野菜栽培、木材加工)が堅実に進展しているという。「この工場の開設によって、日ロ協力の新たなページが、廃棄物リサイクル分野で始まる。環境保護は特に有望な協力分野の一つとなりつつある」と総領事は述べた。

2022年にはもう一つの事業として、廃プラスチックを粒状化したペレット工場の開設が予定されている。このペレットも建設業で幅広く利用されている。(EastRussia 11月22日)