錦州、東北陸海新ルートの建設推進

2021年12月06日

ハルビン

海外ビジネス情報

◇錦州、東北陸海新ルートの建設推進

今年の第1~3四半期、錦州港の外国貿易の取扱量は昨年同期比13.7%増で、累計約1400万トンを達成した。これは、錦州市が東北の陸海新ルートの建設を推進したことによる。現在、錦州港は「港+ルート」という新しい物流体系の構築に全面的に注力し、通遼・赤峰・朝陽・チャハルなどの内陸港を整備し、30万トン級の航路の建設を進めている。

東北陸海の新ルートとは、錦州市と錦州港をゲートウェイとし、中国東北部の西部、内モンゴル自治区の東部を経由して、内モンゴルのジューエンガーダーブーチー(珠恩嘎達布其)、さらにモンゴルとロシアの鉄道を経由してヨーロッパに到達するルートだ。このルートの沿線都市では石炭・石油精製品・鋼材などの輸送の際、錦州港を経由にすることで輸送距離を100~500km短縮でき、輸送コストを大幅に下げることができる。

東北陸海新ルートは拡大し続け、錦州市から、黒龍江・吉林・遼寧省・内モンゴル自治区の15の市(盟)が連携する協力システムを形成している。新ルートは錦州港を陸海が交わるハブとし、モンゴルやロシア、さらにヨーロッパにつながる鉄道ルートとなる。また、北は瀋陽・長春・ハルビンなどの重要都市とつながり、東北地域の総合的な交通ネットワークとなる。さらに南は、京津冀(北京市・天津市・河北省)や長江デルタ・珠江デルタなどの経済発展地域に接続する。さらに、日本や韓国との密接につながる。

錦州市は東北陸海新ルートの建設を進め、多くの企業が沿線に投資している。錦州市は54件の工事を計画し、総投資額547億元に上る。中国兵器工業集団の北方エネルギー基地では53億元投資され、浩業集団錦州基地には34.7億元が投資され、プロジェクトは順調に進んでいる。

建設計画では、2025年までに遼寧の港湾とシベリア鉄道の接続が実現することとなっている。錦州港には130億元の投資が計画されており、生産性が高いバースを15増やし、港の取扱量を2億トン、コンテナで300万TEUを達成する努力している。(遼寧日報 11月19日)

 

◇黒龍江省知的財産権公共サービス(運営)プラットホーム、自由貿易試験区サービス専区で運用開始

11月18日、黒龍江省の知的財産権公共サービス(運営)プラットホームが自由貿易試験区のサービス専区で正式に稼働した。知的財産権分野の改革を推進し、ビジネス環境の最適化、知的財産権サービスの円滑化を進めた。

このプラットホームは、「インターネット+」という趣旨のもとで、2019年に黒龍江省の知的財産権局の公式ホームページで運用が開始された。これは、政府や高等教育機関、科学研究所、重点企業、特許サービス組織の間における知的財産権に関するデータと情報のフローを管理し、それに適したネットワーク環境をつくろうというものだ。

自由貿易区サービス専区の稼働は、黒龍江省知的財産権局が「大衆のために実際的なことを処理する」実践活動であり、中国(黒龍江)自由貿易試験区の発展を支え、良好なビジネス環境を構築するための重要な措置である。同局は人々や企業の利便性を重視し、プラットホームによって、自由貿易試験区知的財産権オンラインサービス専区を設立し、試験区内の企業に対して特許情報の検索、特許の質や価値の評価、資源マッチングなどのサービスを提供し、専用の登録番号を配布して、自由貿易試験区企業の特許管理能力を引き上げた。試験区内の高等教育機関、科学研究所、企業の技術革新を知的財産権というサービスで支え、強いブランドをつくるための戦略や知的財産権戦略を推進できるように、イノベーションや起業の潜在力を高め、新らたな発展を推進していく。(黒龍江日報 11月19日)

2015年3月、全国人民代表大会で、李克強首相が政府活動報告において、「互聯網+(インターネットプラス)行動計画」を提出した。「インターネット+」は、インターネット技術(モバイルインターネット、クラウドコンピューティング、ビッグデータ、モノのインターネットなど)とほかの産業が結びつけることである。これは、インターネットとあらゆる産業とを連携させ、従来の産業の新たな発展の推進を目指すものである。