イタリアの銀行とサッカー振興での提携に前向き
2021年12月21日
ウランバートル
海外ビジネス情報
◇イタリアの銀行とサッカー振興での提携に前向き
ウランバートル市のトゥムルトゥモー副市長(人材開発・社会政策担当)は12月13日、イタリアの「インテーザ・サンパオロ」銀行のマルコ・シェンブリ投資担当部長、イタリアのフットボールカンパニーの関係者と面会した。
この面談でトゥムルトゥモー副市長はインテーザ・サンパオロ銀行と歴史・文化・芸術・スポーツの分野での提携に前向きであり、イタリアがウランバートルの青少年のサッカー振興で経験を伝授し協力してくれると確信していることを表明した。
ウランバートルを10年ぶりに訪れたシェンブリ部長は、前回の訪問以降の急激な変化と、ウランバートルのサッカーの成長を指摘した。「スポーツは人々を団結させるものだ。だから私たちはビジネスとの組み合わせでサッカー振興に注力する」と述べた。(MONTSAME 12月13日)
◇ロモ首脳会談がモスクワで行われた
モンゴルのフレルスフ大統領が12月16日、モスクワでロシアのプーチン大統領と会談したことを、同日、大統領広報室が伝えた。
両国首脳はこれまでの100年間にわたるモンゴル・ロシア関係の進展を振り返り、今後の目標、優先事項、大型プロジェクト・プログラムについて意見を交換し、これからの100年間の交流・協力のロードマップについて合意した。
ロシアとモンゴルの国民が100年間にわたって緊密で友好的な関係と互恵的協力を拡大発展させてきたことは、それぞれの国にとって稀な事であり、近隣諸国との関係における手本だと、両首脳は述べた。
モンゴル・ロシア合弁会社「ウランバートル鉄道」の省エネ化のための技術とインフラの近代化を継続することで合意。両首脳はエネルギー、農業、建設業、石油貿易での連携の強化について意見を交換した。フレルスフ大統領は、ロシア側がモンゴルへの石油製品の供給の安定化に注力するよう、期待を表明した。「モンゴル・ロシア・中国経済回廊プログラム」の実現への賛同も表明された。国境回廊のインフラ強化と輸送力の拡大が貿易経済交流の強化にとって重要な意味を持っていることも指摘された。
両首脳は環境保全、気候変動との闘い、文化、教育、科学技術協力、青少年交流の分野のみならず、災害対応、治安機関や国境警備機関同士の直接交流の強化に注力することを明言。
フレルスフ大統領とプーチン大統領は、両国交渉の結果として、両国国交100年に際した共同声明の採択を発表した。(MONTSAME 12月17日)