ウラジオのチョコ工場がロシアの輸出の最優等生に

2021年12月24日

ウラジオストク

海外ビジネス情報

◇ウラジオのチョコ工場がロシアの輸出の最優等生に

「ウラジオストク自由港」特区の入居企業で沿海地方のチョコレート工場「Tasty Kingdom」がロシアの最優良輸出業者になった。同社は「輸出業者オブザイヤー」賞の「ブレイクスルー・オブザイヤー」部門で優勝したのだ。

極東開発公社の説明によると、「輸出業者オブザイヤー」コンクールには今年、12部門約2千社が参加した。予選を経て79社がファイナルに進出。地方予選で「グドウィン」社(Tasty Kingdom)は最優良小規模事業者と、「ブレイクスルー・オブザイヤー」に選ばれた。工場はウラジオストクに立地し、ロシアとCISで唯一、中におもちゃの入ったチョコエッグを製造している。

グドウィン社のウラジミル・イブチェンコ社長によれば、同社は今後、中国への輸出を拡大し日本や台湾のパートナーと契約を結ぶ方針だ。グドウィン社はウラジオストク商業港に入居し、沿海地方の経済に1億2400万ルーブル余りを投じ、100人余りの従業員を雇用した。同社の製品には「製造地 先行経済発展特区・ウラジオストク自由港・極東」という商標がついている。(EastRussia 12月14日)