新松(SIASUN)とパナソニックが共同建設
2022年01月05日
長春
海外ビジネス情報
◇新松(SIASUN)とパナソニックが共同建設 EV用充電器のインテリジェント・ファクトリー
先頃、新松(SIASUN)とパナソニックグループが共同で建設した1億元規模のEV用充電器のインテリジェント生産ラインが、大連市で生産を開始した。
充電器は電気自動車にとって必要不可欠のコア部品である。優れた性能をもつEV充電器は電気損失を抑え、エネルギーへの変換効率を向上させることができるため、自動車の品質や安全性に大きく関わる。そのため、大手企業はEV用充電器のサプライヤーの選定の際、非常に厳しい基準を設けている。2019年末、パナソニックグループ本社の幹部が新松を訪問し、技術力・プロジェクトの遂行能力・アフターサービスのレベルから総合的に検討した結果、最終的に新松をEV用充電器の生産ラインのサプライヤーに決定した。
両社が緊密に連携し、工程や品質管理、生産効率などの面で、多くの技術革新を実現した。EV用充電器のインテリジェント生産ラインは、自動組み立て装置、接着剤塗布ライン、充電器テスト検査、インテリジェント倉庫、ロボット運用など130以上の工程をカバーしている。また、新松は、独自に開発した直交ロボット、垂直多関節型ロボット、協働ロボット、平行ロボットなど産業用ロボットを活用して、自動釘打ち、接着剤塗布、部品装着、設備の移動、テスト運行などの作業を行っていく。この生産ラインの完成により、新松が新エネルギー自動車産業において1億元規模の大型プロジェクトを遂行する能力があることを示すと同時に、両社のさらなる協力関係の良い基盤となった。(遼寧日報12月10日)
◇第2回北東アジア海洋発展協力フォーラム、長春で開催
12月10日、吉林省社会科学院と中国図們江地域(琿春)国際協力示範区が主催し、北太平洋海洋発展研究センターが運営する「第2回北東アジア海洋発展協力フォーラム」が長春で開催された。全国の高等教育機関、研究機関の専門家や地方政府の関係者など60人余りがオンラインや対面形式でフォーラムに参加した。
今回のテーマは「新しい発展に向け、開かれた海洋経済の中心地の創造」である。フォーラムには、復旦大学、中国太平洋学会、吉林省商務庁、外事弁公室、吉林省社会科学院、吉林大学、東北師範大学、延辺大学、中国図們江地域(琿春)国際協力示範区などから12名の専門家や政府関係者が、北東アジア地域協力と海洋協力、吉林省のハイレベルな国際発展と海洋に関する発展、琿春海洋経済発展示範区を高い水準で建設することなどについて集中的に議論した。(吉林日報 12月11日)