ロ極東では生木のツリーの需要が縮小

2022年01月13日

ハバロフスク

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◇ロ極東では生木のツリーの需要が縮小

トウヒ、モミ、マツの生木の伐採量が直近の過去4年で3分の1縮小した。2017年の正月前には2万1500本だったが、2020年は1万4500本だった。

国家機関「ロスレスインフォルグ」の話では、ロシア極東では人工樹木を選ぶ人が多い。「ダリレスプロエクト」社のイーゴリ・グレチン社長によれば、このような傾向は、環境保護志向によるものだ。しかも、モミの生木は専用の場所でリサイクルしなければならない。そうしなければ、木は生育中に蓄積されていた炭素ガスを排出し始めるからだ。専門家の試算によると、長さ1.5メートルの1本のツリーの木から出るカーボンフットプリントはCO2換算で13キログラムになるという。

国が昨年、極東連邦管区の正月用針葉樹の伐採から得た歳入は70万ルーブルだった。特にその伐採量が多いのはサハ共和国(ヤクーチア)、ブリャート共和国、カムチャツカ、サハリンだ。昨年の最大の業績を上げたのはサハリンの企業(7千本)、2位がカムチャツカ(3500本)、3位がブリャート共和国(3千本)だった。ヤクーチアの昨年の正月用ツリーの伐採量は1500本だった。(EastRussia 12月20日)