遼港集団、海運・鉄道の複合一貫輸送ルートの拡張・増便

2022年01月24日

ハルビン

海外ビジネス情報

◇遼港集団、海運・鉄道の複合一貫輸送ルートの拡張・増便―2021年、新ルート12本の開通、1-11月の中欧班列運転数300本達成

12月21日、230台の日本車がRORO船で大連港自動車埠頭に到着し、鉄道コンテナに積み替えられ、新疆のコルガスまで輸送された。そこでさらに積み替え、最終目的地であるカザフスタンのアルマトイに1カ月以内に到着する。今年、遼港集団が国際輸送した日本車は既に4000台を突破し、東北陸海複合新ルートによる貨物輸送の効果が現れている。

東北地域の海への出口として、遼寧港は海上コンテナ輸送航路を完備している。近年、遼港集団はこの優位性を活かして、多くの地域との間で様々な事業連携を積極的に検討し、中国国内でトップレベルの複合一貫輸送事業となっている。

また、中欧班列を利用して陸海一貫輸送ルートの新要衝を構築した。遼港集団は港の統合性・立地・航路ネットワークの優位性を十分に活かし、中欧班列の双方向の輸送貨物を確保し、遼寧口岸の中欧班列市場における競争力を向上させている。2021年に「大連-モスクワ・ベリラスト」「大連-デュースブルグ」などの中欧班列が運行を開始し、綏芬河、阿拉山口口岸ルートの開通によりすべて主要ルートを開通した。1~11月まで、中欧班列300本、2.7万TEUを輸送した。

さらに遼港集団はロシアでベリラスト物流センターの建設に協力した。現在、同センターは中国の22都市と中欧班列を開通させ、ロシア国内には30余りのコンテナ列車路線を開通している。2021年、遼港集団は12本の新ルートを開通し、国外貿易航路は5本、国内輸送航路は7本となっており、コンテナ航路ネットワークを拡大している。商品車国外貿易航路も開通し、国内の自動車メーカーの国外輸出ルートを開拓した。

また、サービス機能を整備し、スマート化を進めている。12月21日、「大窯湾 スマート港2.0」の第一期の試験運用を開始した。大連港のコンテナ埠頭の1つの作業ラインの自動運転を実施し、「デジタル化遼寧港」への一歩を踏み出した。デジタル化試験地点から「瀋陽―モスクワ・ベリラスト」の中欧班列が初めて運行され、顧客にスマート化、インテリジェント化した物流ソリューションプランを提供している。

今後も、遼港集団は円滑な物流輸送ルートの提供で質の高い産業を誘致し、内陸部の経済の発展を支えていく。環渤海・長江デルタ・珠江デルタの港湾との協力を推進し、東北陸海複合新ルート構築を目指し、東北三省および内モンゴル東部地域の物流ルート・ネットワークの完成に向けて邁進する。(遼寧日報 12月25日)

 

◇ハルビン鉄道、2021年の貨物輸送量が2億トン超

2021年、龍江鉄道の貨物輸送は新型コロナウイルスの感染拡大と大寒波による豪雪の影響があったが、中国鉄路ハルビン局集団有限会が、輸送体制を強化し、石炭・食料・鋼鉄などの重要物資の輸送を確保したことで、年間輸送量が2億381万トン、前年同期比425万トン増(2.1%増)となり、過去8年間の新記録と更新した。コンテナ発送量は2463万トンで、前年同期比323万トン増となった。

満洲里と綏芬河鉄道口岸経由の中欧班列は4554本(前年同期比25.1%増)、43万6632TEU(前年同期比31.5%増)となった。

感染防止措置を厳格に実行するため、税関や感染対策部署と協力して貨物の検疫を徹底的に実施している。高い効率性、路線の範囲の広さ、全天候への対応という中欧班列の特性が十分に活かされている。しかも、中欧班列は区間分けの輸送(訳注:国境で牽引車と運転手等作業員を受入国側の体制に交代し、接触などの感染リスクが低い)をしているため、感染拡大防止が実現でき、中国と欧州貿易の重要な物流ルートとなっている。

ハルビン鉄道は満洲里口岸駅の拡張・改装工事を急ぎ、国際複合一貫輸送の連携を強化し、円滑で安定的な国際物流ルートを確保している。通関能力と作業効率をあげ、「ペーパーレス通関」を実現させ、貨物の動態管理を強化し、中欧班列の安定した成長を目指す。(黒龍江日報 1月10日)