みち銀ロシア視察団 友好の花火

2002年08月27日

エリナのささやき

7月19日に亡くなられた小川和男さん(ロシア東欧経済研究所長)最後の著書がERINAに届きました。「日本・ロシア経済関係の新展開」(発行:ジェトロ、販売所:官報取扱所)。終章の執筆日付が2002年7月、発行日が2002年7月30日となっています。まさに小川さんの遺言というべきでしょうか。ロシアの官僚や学者たちのレベルの低下を嘆き、若手企業家の台頭に光明を見出そうとしています。
小川さんはまた、日本海沿岸道府県の対ロ経済交流にも1章を割き、地域交流やスモールビジネスの推進にも温かい視線を置いています。「近年に至って、新潟県の経済界も、企業も、極東地方でのビジネス展開には慎重の上に慎重であり、いわばベンチャー精神に欠けている。したがって、実績も上がらない」。元・新潟大学経済学部教授の天国からの叱責です。

地域ビジネス前線

◇みち銀ロシア視察団 友好の花火
ロシア極東との経済交流といえば、みちのく銀行のリーダーシップが光ります。「油田開発で注目を集める人口約17万人のサハリン州ユジノサハリンスク市、青森県との友好協定締結10周年を迎える150万人のハバロフスク地方。みちのく銀行(原田和夫頭取)は8日~14日にかけ、今年相次いで支店を開設するロシア極東の2地域に、総勢120人の視察団を派遣」(東奥日報8月19日付)しました。「10日、ユジノサハリンスク市の戦勝広場で、みち銀モスクワ・ユジノサハリンスク支店の開設を記念し、花火大会が開かれた。みち銀が同市で花火大会を行うのは5度目。心待ちにしている地域住民も多い。この日繰り出した10万人の観客は、例年より肌寒い夏空に咲いた大輪に酔いしれた」。

◇平壌にロシア正教教会を 金総書記が建設提案
プーチン・ロシア大統領と北朝鮮の金正日総書記が23日、朝鮮半島縦断鉄道とシベリア鉄道の連結構想を軸に会談したことはご存知の通り。さらに、朝ロ関係を示唆する余話が北陸中日新聞8月24日付に紹介されています。
「ウラジオストクを訪問中の北朝鮮の金正日総書記は23日、コピロフ同市長に『平壌にロシア正教の教会を建設しよう。建設にはロシア人労働者を招待したい』と提案、コピロフ市長も賛同した。地元消息筋が明らかにした。金総書記は22日もハバロフスクでロシア正教の教会を見学。ロシアとの関係強化を示す狙いがあるとみられる。このほか金総書記は同市長に対し、北朝鮮の元山とウラジオストクとの姉妹都市提携、羅先に石油加工工場を建設してロシア原油を輸入、加工品をロシアに輸出する構想を提案した」。