金沢美大で日韓中学生のワークショップ

2002年08月28日

エリナのささやき

北東アジアの代表的なプロジェクトといえば、図們江地域開発、と真っ先にあげる人は多い。なぜって、いかにも北東アジアでしょう。中国・北朝鮮・ロシアの国境地帯で、国連(UNDP)が調整役をしていて、日本の姿が見えなくて、具体的な進展も見えにくくて…。と、「進展が見えないって何ごとォ!そんなこと言う人はバイバイね」という声が上がっているぞ。
7月17日の吉林日報は、こんなふうに書いています。「この10年間、中央政府と吉林省、延辺州、琿春市は、琿春地域に累計50億元余りの投資を行い、図們江地域開放開発は実質的な進展過程に入った。(中略)今日の国内的・国際的環境は図們江地域の開放と発展にますます有利になっている。当面の歴史的機会を見逃さず、全面的・有効的に図們江地域開放開発を飛躍的に発展させなければならない」。えっ、掛け声だけじゃん、ですって。そうでもないってこと、きのうご紹介したプーチン・金正日会談の内容もその一例。このコーナーでも折に触れ紹介していかなくっちゃ。

地域ビジネス前線

◇金沢美大で日韓中学生のワークショップ
学生の国際交流が盛んです。ものづくりデザインの分野でも、近未来の国際協力を予感させる交流事業がひとつ。ご紹介します。
「デザインを専攻する日本、韓国、中国の学生がアイデアを出し合って共同で作業するワークショップが20日、小立野の金沢美術工芸大で始まった。西欧中心のデザイン界に新風を吹き込もうと、美大と美大大学院の各一人を含む50人が参加し、成果を25日に発表する。テーマは『トランスポテーションとモビリティー(移動手段と事務機器などの持ち運び)』。各国の学生が一人は入るよう10グループをつくり、テーマから発想したことを話し合い、一つのデザインを完成させる。初日は、自己紹介などに続いてデザインの考え方について英語で議論したり、スケッチしたりした。テーマもさまざまな解釈ができるとあって、各グループとも盛んに議論した。『普段の授業とはアプローチが違って面白い』と美大3年の間瀬陽介さん。美大大学院1年の中西貴英さんは『テーマに対する最良の答えは期間中には出ないと思うが、話し合いを大事にしたい』と話していた。このワークショップは、家電や自動車、家具などのメーカーやデザイン関係の学識者らでつくる団体『ADA(アジア・デザイナーズ・アッセンブリー)』の主催」。(北陸中日新聞8月21日付)