繊維の中国輸出へ拠点 常駐員、展示場を検討

2002年10月21日

エリナのささやき

海外出張をすると、日頃忘れがちな「もてなしの心」に出会います。義理人情というとふるっぽいですが、出張の身にはありがたいことです。お世話になった方に、ERINAでは簡単なお礼の品を用意しています。出張先では多くの方にお礼したいので、かさばらず軽いもの、ということで昨年はボールペン、今年は電卓付名刺入れに、ERINAの名を入れて持ち歩きます。電卓付名刺入れは便利で、エリナちゃんも常に携帯しながら、打ち合わせ中の為替換算に自ら使ってしまいました。
ほかに、自分で用意するものもあります。エリナちゃんは昨年、2002サッカーW杯のNIIGATAの名入りステッカーを仕込みました。「お子さんに」と言いながらプレゼントし、スーツケースに2枚だけ残りました。これは自分へのお土産です。エリナちゃんの向かいに座るKさんには、W杯ボランティアの活動記録集が届きました。W杯の記憶が、次の「何か」につながりますように。

地域ビジネス前線

◇繊維の中国輸出へ拠点 常駐員、展示場を検討
福井県繊維協会(荒井由二会長)の中国繊維事情調査団は8日、福井市の繊協ビルで記者会見し、調査結果を発表した。巨大市場として注目される中国のアパレル企業に対し、県産繊維売り込みを図るためのビジネスサポート拠点開設を検討していることなどを報告した。
調査団は県産繊維購買の可能性が高い、北部都市の北京、大連、青島などを9月16日から27日まで訪れ、現地の縫製工場、衣料小売市場などを視察した。報告によると、合繊産業は衣料分野に集中し設備増設・増産を続けており輸出は前年比30%の伸び、2010年には世界市場の50%を占める勢いという。同国内の衣料品は供給過剰が深刻化しており、アパレル企業は他社製品との差別化を模索。SPA戦略、多品種小ロット、高品質製品を目指し使用素材の差別化を図る動きが活発化、本県産の高級合繊織物を輸出する土壌が整いつつあるという。
小山英之調査部長は「台湾主力企業が中国に進出し、特殊分野を除き工場移転は今後難しくなる。日本から設備移転する時代は終わった」と分析した上で「沿海地域、内陸都市部の経済発展は目覚しく高級衣料品需要は目に見え拡大している。合繊長繊維織物の関税が現行の23%から10%に下がる05年に向け、本県企業の輸出を促進するためビジネスサポート拠点を早急に整備したい」と話した。具体的には現地企業へのアポイント業務支援などの常駐員配置と常設展示場などを検討している。(福井新聞10月9日付より)