8月、浜田で世界学生会議。北東アジアなど討論。

2003年03月03日

エリナのささやき

古厩忠夫・新潟大学人文学部教授が2月28日、ご逝去されました。まだ61歳でした。新潟大学環日本海研究会会長として、ERINAの評議員をお願いし、同大学とERINAとの研究交流に心を砕いていただきました。著書「裏日本」(岩波書店1997年)で環日本海運動の原点ともいえる“脱・裏日本”を明快に論じ、環日本海新潟賞(1998年)を受賞されました。東洋史・環日本海地域史を専門とし、日本海/東海の呼称問題に腐心されていたところでした。
「裏日本」の序章に、こう記されています。『太平洋側に比して日本海側が差別され、格差があるという実態は、実は、ここ100年あまりの日本の近代化のなかで歴史的に醸成され、蓄積されてきたものであった。…「裏」を必要とする「表」中心の経済性の論理は、いま問い直されようとしている』。日本だけでなく、北東アジアの各国にも相通じるこの記述をあらためて紹介し、哀悼の意とします。

地域ビジネス前線

◇8月、浜田で世界学生会議。北東アジアなど討論。
国際的・地域的な課題について大学生たちが国境を越えて議論する「世界学生会議」の島根大会が8月に浜田市である。同市の島根県立大学が誘致した。「島根の課題解決にも国内外の学生の知恵を借りたい」と意欲的に準備を進めている。 「世界学生会議島根Stage」と名付けた大会は、8月1、2日の両日、浜田市野原町の県立大で開催。国内外の学生150人が参加して、国際、情報、環境、ベンチャー、まちづくりの5分科会で意見交換する。
同会議は、米中枢同時テロを受け、京都の大学生たちが昨年11月に「対話による共生」をテーマに第1回会議を開催。第2回は3月に東京で開かれる予定で、島根大会は第3回となる。平和など国際的な共通課題を取り上げた従来の大会と比べ、島根大会は同大の研究テーマの北東アジア、島根の課題である少子高齢化など地域色のあるトピックを盛り込む考えだ。(山陰中央新報2月26日付より)