秋田-ロシア極東 鉱物通じ経済交流

2003年07月09日

エリナのささやき

きょうは地域ビジネス情報が長い引用になるので、ささやきは短く。
水曜は週に1度の広報・企画室会の日。夏を乗りきる楽しい室会です。室会をステップに、みんな張り切っていこうぜ。(←これでも世界のシンクタンクかね)

地域ビジネス前線

◇秋田-ロシア極東 鉱物通じ経済交流
本県とロシア極東との鉱物資源に関する経済交流が続いている。かつて隆盛を誇った本県の鉱山がすべて閉山した平成6年以降、毎年のように調査団を派遣。対岸のロシアから輸入できる鉱物の開拓を目指している。県によると、本県では現在、2社がロシアから鉱物を輸入し、さらに1社が輸入を検討中だ。
秋田市茨島の日本新金属秋田工場(杉山誠工場長)は秋田港で、ロシア極東からタングステンを輸入している。タングステンは現地で選鉱し、品位(純度)を高めた状態(タングステン精鉱)で入荷。化学反応を繰り返して酸化タングステンに精錬し、大阪の本社工場に出荷する。同工場では、タングステン精鉱を秋田港で年間平均1,200トンを陸揚げする。杉山工場長は「精錬用のタングステンはロシアに頼らざるを得ない。品位は低いが、安く原料を仕入れるためにはやむを得ない状況」と話す。
小坂町の小坂製錬(前田吉彦社長)では、平成元年ごろから本格的にロシアからの銅精鉱を青森港経由で輸入している。昨年4月からの1年間、同社が輸入した銅精鉱は235,000トン。オーストラリア、カナダ、ペルーから9割を輸入し、ロシアは1,200トンと全体の0.5%に過ぎない。同社の担当者は「ロシアにはいい鉱山はあるが、資金が不足気味。技術的な補充ができずにいるようだ」とみている。
フッ素化合物製造・販売のジェムコ(本社秋田市茨島、小林慎一郎社長)では、原料の蛍石を現在、中国から全量輸入しているが、ロシアからの輸入も検討している。昨年初めて県のミッションに参加し、蛍石や亜鉛鉱を採掘、選鉱しているロシア企業A社を訪問した。しかし、ジェムコの保坂幸義・物流資材部長は「A社の選鉱後の蛍石粉の品度は93%。選鉱処理後の品質が当社基準の97%に達していない」と技術面の問題を指摘する。(秋田魁新報7月4日付より)