海産物のきむらや 中国でナマコ加工、販売

2004年12月08日

エリナのささやき

エリナちゃんの読書習慣(16)
『エリザベート-ハプスブルク家最後の皇女』(塚本哲也、文春文庫)。エリザベートといえば“シシー”の愛称で敬愛されるフランツ・ヨーゼフ皇帝夫人が有名ですが、本書はシシーの孫、“赤い皇女”エリザベートのノンフィクション。19世紀末に生まれ、父の死、第一次世界大戦、ハプスブルグ帝国の終焉、社会民主主義の波、レジスタンス活動、結婚・離婚・再婚などの数奇な人生を、新世紀の女性像を象徴するように能動的に生き抜く姿を描いています。
同時にエリザベートの人生の背景に登場する人物たちが、ハプスブルグ家最後の物語を現代に導きます。世紀末ウィーンでのスターリンやヒトラー、フロイトやヴィトゲンシュタイン、マーラーやリヒャルト・シュトラウス、日本からオーストリアに嫁いだクーデンホーフ光子、その息子リヒャルト・カレルギーが提唱した「汎ヨーロッパ」運動…。1冊の本に、ハプスブルグ帝国の終焉からEUへの道程までがイメージされるのです。

地域ビジネス前線

◇海産物のきむらや 中国でナマコ加工、販売
モズクなど水産食品加工の海産物きむらや(境港市、木村隆之社長)と中国・大連市の企業との合弁会社設立契約調印が30日、境港市の境港商工会議所であった。提携先はナマコの養殖事業や貿易、不動産などを手掛ける総合企業グループの大連洪富集団有限公司(大連市中山区、曲洪富董事長)。きむらやの技術で加工し、手軽に食べられる調理済みナマコとして中国全土で販売する。
橋渡しは境港市FAZアドバイザーの岡田武人氏(東京都)が行い、境港貿易振興会が8月末に大連市で開いた商談会で、木村社長と曲董事長が合弁会社設立の仮調印をしていた。設立する合弁会社は、木村社長と曲董事長の名前から「洪隆日式水産有限公司」とする。資本金は130億円で、出資比率は大連洪富集団有限公司が7割、きむらやと岡田氏の日本側が3割。工場は2005年2月に完成予定で、従業員70人から80人でスタートする。当面は年商40億円を目指す。(山陰中央新報12月1日付より)