エリナのささやき

2004年12月15日

エリナのささやき

その男ぶりが人気だったウクライナのユシチェンコ元首相が先の大統領選でテレビ画面に現れたとき、吹き出物で覆われたような異様な顔に驚いたものですが、体内からダイオキシンが検出され、毒を盛られたのではないかと噂になっています。再選挙となったウクライナは、ロシアか、欧州か。民主主義は根差すのか。
泣く子も黙る“巨人、大鵬、玉子焼き”の横綱・大鵬の父はウクライナ人でした。今年のサッカー欧州最優秀選手、ACミランのシェフチェンコもウクライナ人。エリナちゃんがJC時代にウラジオストクでお世話になった研究者Aさんもウクライナ人。黒海沿岸というユーラシアの要所にあって、ウクライナは古来さまざまな騎馬民族が入れ替わり侵入し、ポーランド、リトアニア、ロシア帝国、オーストリア=ハンガリー帝国などに支配され、ソビエト連邦を形成した後、現在の独立国家となりました。ウクライナ人はこの間、世界各地に移住し、あるいは移住を強いられてきました。92年、Aさんが自らのパスポートを見ながら、「ロシアでは私は外国人になったのね」と呟いていたのが思い出されます。

多くのウクライナ人が移住した、ロシア極東。シベリアからの石油パイプラインでは太平洋(日本向け)ルートが有力になる中、サハリンからの天然ガスパイプライは中国に傾いているという報道があります。日中間の話し合いが少なくなっているのでしょうか、いろんなことがギクシャクしているような気がします。北東アジアでも、中央ヨーロッパでも、たとえば社内のコミュニケーションでも、対話が大切。多国間・多地域間対話は、ERINAの基本です。

※明日は出張のため休載します。