エリナのささやき

2004年07月12日

エリナのささやき

エリナちゃんの読書習慣(8)
誕生日のお祝いにと、本を1冊もらいました。『公共哲学とは何か』(山脇直司、ちくま新書)。幸運にも今回、参議院議員選挙で当選された方で、あらためて基本的な教養を確認したいという向きに読んでいただきたい一冊です。新書版なので、地元と東京を往復する列車の中などでも簡単に読めますよ。
筆者は、公共哲学を「政府の公/民の公共/私的領域」の三元論で展開し、「活私開公」(個人を活かしながら民の公共性を開く)という言葉で提示しています。現代社会が「自己と他者と公共世界」の多元的な関係にある中で、「グローカル」な公共哲学の有用性を説いています。いまの“官から民へ”の構造改革が公の責任逃れと私益優先に流れているように思うエリナちゃんにとって、財団法人の職員として「公益」と向き合うエリナちゃんにとって、大学1年の教養課程の本のようですが、やはり大切な考え方を確認できる一冊です。

選挙が終わりました。そろそろ、地域経済の北東アジア関係のニュースも紙面に復活してほしい。