県・浙江省経済促進機構 設立20年機に活動拡大(福井)

2014年11月27日

エリナのささやき

映画『それでも夜は明ける(12 Years a Slave)』は、自由黒人ソロモン・ノーサップが誤って奴隷生活を送った自伝をスティーブ・マックィーン、ブラッド・ピットらが映画化し、今年3月の第86回アカデミー賞作品賞を受賞した記憶に残る作品でした。映画は19世紀の物語ですが、米国にはいまだに差別意識が色濃く残っている地域があり、あるいは人々がいるのでしょうか。25年ほど前、クリントン氏が州知事時代の南部・アーカンソー州都リトルロックを訪ねたときにもそんなことを感じたものでしたが、オバマ氏が大統領になったいまもまだ、と疑念が起こる黒人少年射殺・不起訴事件でした。▼アンカレッジにもあるマーチン・ルーサー・キングJrの記念碑。

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地域ビジネス前線

◇県・浙江省経済促進機構 設立20年機に活動拡大(福井)
県内経済団体、県と中国浙江省政府などでつくる県・浙江省経済交流促進機構(本県側首席代表、川田達男県経団連会長)の第9次全体会議が20日、福井市で開かれた。浙江省側は省政府関係者ら18人が来県。機構設立から20年に節目を迎え、今後は環境保全への取り組みや人材育成支援など活動を拡大していくことを確認した。
具体的には▽地域の環境保全や、より専門的な人材の育成▽観光交流の一層の推進▽事務局間の定期的な協議の設定-の3点を提案した。これに対して浙江省側の陳宗尭・省政府副秘書長が「環境保全、人材育成、観光、科学技術、経済貿易などさまざまな分野で、長続きする交流へ努力していきたい」と応じた。(福井新聞11月21日)