月を愛でる

秋は、月が最も大きく、はっきり見える季節です。日本では「中秋の名月(今年は9月27日)」に、ススキの飾りに団子を供えて「お月見」をします。

中国では「中秋節」という休日で、家族円満の象徴として月餅を食べます。中秋節が近づく前から街中で綺麗に包装された贈答用の月餅が売られています。時期を過ぎれば投げ売りされるので、空港の土産店で1箱買って1箱おまけしてもらったこともあります。近年では豪華すぎる月餅が賄賂になっているということで、社会問題にもなりました。

韓国では「チュソク(秋夕)」と言って、前後3日間が休日になります。日本のお盆に似ていて、先祖を祭る非常に大切な祝日です。多くの人が帰省してお墓参りをするので、交通機関が大混雑します。

ロシアには秋の月を愛でる習慣は無いようです。ただ、ロシア極東ではアジアの風習に触れる機会が多く、十二支を知る人もかなりいます。いずれ「ルナ(ロシア語で「月」)の祭」にパーティーをするようになるかもしれません。

お月見♪

トッときガイド 2015年 9・10月号
「隣国情緒 北東アジアレポート」No.71