日本と中国の1kmのお値段は…?

中国黒龍江省のハルビン(哈爾浜)から遼寧省大連までの約900kmを結ぶ「哈大」高速鉄道。日本の新幹線に相当するこの高速鉄道の料金ってどのぐらいだと思いますか。実は日本の交通運賃と比べて中国の運賃はとても安価です。日本の東京-広島間に相当するハルビン-大連間900kmを約4時間10分で移動する指定席料金が403.5元(約6500円)なのに対し、日本では1万9280円と、中国は日本の約3分の1です。短距離では、瀋陽北駅から鉄嶺西駅までの54km・22分ほど(新潟-長岡間に相当)が16.5元(約270円)であるのに対して日本では3700円で、これだけの値段の違いは食品や衣料品でも見られません(中国の物価水準は平均的に日本の3分の2程度です)。

中国の国有旅客輸送が、決してサービスで劣るわけではないのに日本の民営旅客輸送よりも安い事実は、中国では旅客輸送に対して社会資本としての側面が強く意識されているからではないでしょうか。

 

トッときガイド 2017年 5・6月号
「隣国情緒 北東アジアレポート」No.81