時代と共に変わる中国の七夕

中国では七夕を「乞(きっ)巧(こう)節(せつ)」、「女児節」と呼び、旧暦の7月7日(今年は8月30日)に行われます。起源は二千年ほど前の漢代と言われ、「男乞文、女乞巧(男は文を乞い、女は巧みを乞う)」という風習を受け継いでいます。天の織姫と彦星(中国では織女と牛郎)の伝説に基づく伝統的な“バレンタインデー”として、中国の節句の中で最もロマンあふれる日になっています。

今では、七夕に一芸や手先の器用さを身に付けられるよう願う人、子供が授かるよう儀式を行う人、お供え物をする人などは少なくなり、現代中国の若者たちの大半は理想の愛を求めます。この日に婚姻届を出して、愛を誓う人が多くいます。ショッピングモールでは、カップル向けの「キス大会」などを開催するところもあります。今年はどのくらいの夫婦が誕生するのでしょう。

ちなみに、七夕は、2006年5月に中国国務院によって国家無形文化遺産として登録されています。

(イラスト出所)人民網http://j.people.com.cn/94475/7431207.htmlh

トッときガイド 2017年 7・8月号
「隣国情緒 北東アジアレポート」No.82