「財布なし生活」―中国のモバイル決済

手元に現金がなくても、今の中国では暮らしていけます。もし私の故郷・瀋陽で「財布なし生活」をするとしたら…。

――空港からのタクシーはアプリ「Uber」で予約から決済まで、ランチは屋台で売られている10元(約150円)のトッピング大盛り東北風焼きそばを注文し、支払はスマートフォンのQRコードで。家に帰ると通販アプリ「淘宝(Taobao)」で予約しておいた花束が迎えてくれ、水道と電気の料金はモバイル決済アプリ「支付宝(Alipay)」で支払います。空港から自宅で落ち着くまで3時間、現金がなくても大丈夫です。

日本銀行調べによれば日本のモバイル決済利用率が6.0%なのに対し、中国では98.3%にもなるそうです。小学生からお年寄りまで、みんなが難なく使える決済アプリ「支付宝」、「微信支付(WeChatPay)」が特に人気。お正月には、無料通信アプリ「微信(WeChat)」でお年玉をもらいます。財布はお飾りになってしまいましたが、スマートフォンを落としてしまったら一大事。

 

トッときガイド 2018年 3・4月号
「隣国情緒 北東アジアレポート」No.86