タイ産ハチミツ
世界のハチミツ生産量の4分の1は中国産。それに比べると生産量は多くないものの、色彩鮮やかな黄、紫、ピンクの花々が咲くタイのハチミツは、熱帯モンスーン気候の豊かな自然環境がミツバチの飼育に適していて、名産の1つとして人気があります。バンコクで開催された国際会議に参加した時、お土産に買ってきたワイルドフラワーと竜眼の花のハチミツは、どちらも香り豊かですっきりとした甘さ。美味しいうえに値段が200mlで300円ほどと安価です。
ホテルの朝食バイキングでは、パンケーキの脇にメープルシロップやココナッツジャムと並んでハチミツが置いてありました。しかも、コムハニー(ハチの巣を切り取ったもの)から流れ出てくるハチミツを集める素敵なパフォーマンスぶり(写真)。こんな栄養豊富で美味しいハチミツを生み出してくれる花や蜂たちが、いつまでも健やかに生きられる環境を私たちは大事にしていかなければなりなせんね。
ERINA(環日本海経済研究所)
企画・広報部企画員 山口満喜子
トッときガイド
2018年 5・6月号
「隣国情緒 北東アジアレポート」No.87