中国でソーセージ?

中国にソーセージのイメージをもっている人は、そんなに多くないのではないでしょうか。実は中国黒龍江省のハルビン市では、町のいたるところでソーセージを意味する紅腸(ホンチャン)という看板を目にすることができます。紅腸はハルビンを代表する美食の一つとして、ハルビン市政府のウェブサイトでも紹介されています=写真=。

この紅腸、普通のソーセージと少し違い、中国語で一般的なソーセージを意味する香腸(シャンチャン)とは名前も異なります。紅腸の特徴は、豚肉にニンニクとブラックペッパー、澱粉を混ぜてつくられる点と、油脂分の少ない数種の樹木で真っ赤になるまで燻してつくられるという点です。

紅腸は、120年前にロシア企業で働くリトアニア人が伝えたとされており、別名・里道斯(リトアニア人を表すロシア語が語源)とも呼ばれています。中ロ関係に翻弄され、一時期ハルビンから姿を消した紅腸ですが、今もハルビンで愛されています。

(イラスト出所)http://www.harbin.gov.cn/art/2018/2/27/art_14997_331891.html

 

トッときガイド 2018年 7・8月号
「隣国情緒 北東アジアレポート」No.88