板門店ー分断から平和の象徴へ

最近、ソウル近郊に、新たな南北関係を期待しながら、多くの人々が訪ねる名所として生まれ変わったところがあります。2018年4月、南北首脳が手を取り合って、軍事境界線を越えて足を踏み出す姿で、全世界の注目を集めた板門店=写真=です。板門店は休戦協定が調印された所で、過去軍事的緊張関係を表わす代表的な場所でしたが、1971年以来南北交流と協力の場として活用されてきました。

出入りが厳しく制限されるこの板門店が、実は見学できることを知る人はあまりいません。複雑な手続きが必要な韓国人に比べて、外国人は指定旅行社に事前申込するだけで見学できます。板門店の主要施設と、北の景色を眺望する「都羅展望台」、北の軍が南侵意図で掘った「第3トンネル」、捕虜交換に使われた「帰らざる橋」など、周辺スポットもあわせて巡ることができます。

戦争と分断、対立と緊張の象徴であった板門店。今後は、南と北が共に歩む平和への希望と期待の場所になればよいと思います。

トッときガイド 2018年 9・10月号
「隣国情緒 北東アジアレポート」No.89