ウラジオストクのカプセルホテル

ビザの簡易化を受けて、ロシア・ウラジオストクへの旅行が身近なものとなりつつあります。この数年でウラジオストクを訪問する日本人は1万人を上回り、今後も増加が見込まれます。

実は、この地域は、地続きでビザが不要な中国や韓国の旅行者にも人気があり、旅行者数は日本人の10~20倍にも及びます。ガイドブックにある人気のレストランでは、中国人や韓国人を必ず見かけますし、それに対応するスタッフがいるほど大事なお客様です。彼らは夏に団体ツアーで訪れることが多いため、この時期には手頃なホテルの確保が時々難しくなります。

そんな中で、最近ウラジオストクに登場したのが「カプセルホテル」です(写真)。日本に友好的な極東のロシア人は、日本語を使って「日本式」を強調したいようです。若い日本人旅行者にとっては安いホテルはありがたく、外国人旅行者やロシア人にとっても異文化体験?ができるようで、評判は悪くないようです。

トッときガイド 2019年 1・2月号
「隣国情緒 北東アジアレポート」No.91