ロシアにも広がる電動バス

先日、モスクワで電動バス=写真=を見かけました。中国・上海では2013年頃から実用化されていましたが、ロシアで見るのは初めてでした。ロシアのトラック大手・カマズ社が手がける電動バスは、終点でパンタグラフを上げ、急速充電を行う仕組みです。

ロシアでは元々、架線から電気を取り入れるトロリーバスが多く走っており、公共交通を担当する国営企業に電力供給システムのノウハウとインフラがあることから急速に普及したものとみられます。日本ではあまりお目にかからない電動バスですが、加減速は力強く、静かで、車内には最近のモスクワ市の公共交通で標準となっているUSBの充電ポートや停留所案内の液晶ディスプレイなども設置されています。上下車はすべてのドアから行え、ICカードを所定の位置にタッチするだけで改札が終了する、ヨーロッパの主要国に大差ない旅客サービスが実現されています。

 

トッときガイド 2020年 5・6月号
「隣国情緒 北東アジアレポート」No.99