優しい韓国料理「プゴク」

ソウルを訪問した時に食した中で思い出すのは「プゴク=写真=」という乾燥させたタラのスープです。

訪問3日目、近づいている台風のせいか、土砂降りの雨の中、訪問団一行を乗せたマイクロバスは細く急な坂道を下っていました。急カーブにさしかかると、大回りして道をふさぐ形でバスは止まり、後輪が空回りし動けなくなりました。危険だからと、一旦、バスから降りると、通りがかった人たち、近所の人たちが集まってきて、段ボールを後輪に挟んだり、バスを押したりといろいろ試してくれました。最終的には、バスの後部に座るように言われて乗り込み、人々が口々にいろいろと指示を出す中、バスは、ゆっくりとカーブを回り、脱出できました。

その後、プゴクの専門店に案内され夕食を取ることになりました。白濁した優しい味のスープに、エビやニラを入れていただき、不安と手伝うことができなかった情けなさと雨の冷たさで疲れた心と身体が一息つくことができました。助けてくれた方々、プゴクを教えてくれた姜さんに感謝、感謝。

トッときガイド 2021年 7・8月号
「隣国情緒 北東アジアレポート」No.106