ウラジオの“トッとき”構想

今年の朱鷺メッセはG8労働相会合で世界の注目を集めました。海の向こうのロシア・ウラジオストクでは、2012年にAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議を開催するためのインフラ開発が始まり、活況を呈しています。

その開発計画として、万代島ならぬルースキー島に新しくコンベンション施設をつくる構想があり、ウラジオストク中心部からルースキー島まで2本の橋を架けようという工事が始まりました。

1本目の橋(工事延長2.1キロメートル)は、市内の絶景ポイント・鷲ノ巣展望台の脇を掘り進み、目抜きや金角湾を超えて、対岸まで結びます。写真(1)の手前が工事の始まった鷲ノ巣展望台脇、金角湾の向こうに対岸が望めます。そこからもう1本橋を架け(工事延長3.1キロメートル)、一番奥に霞んで見えるルースキー島までつなげます。

中心市街地を一気に貫く構想を計画からわずか4年ぐらいで実現させてしまうあたり、いまのロシアの勢いを感じさせます。でも、写真(2)の船の向こうを橋が左右に横切ったら、どんな景観になるのでしょう。足元を見れば歩道はどこもデコボコのまま、交通渋滞もひどくなる一方。これら生活道路も2012年までにきれいに整備され、改善されるとすれば、お見事!となるのですが、さて、どうでしょう。

30-1
写真(1)

30-2
写真(2)

トッときガイド 2008年 11・12月号
「隣国情緒 北東アジアレポート」No.30