中国のモンゴル人の故郷・フフホト

正月は故郷がなつかしい。私の場合はフフホト(呼和浩特)市、中国内モンゴル自治区の省都です。人口約260万人(うちモンゴル族21万人)。「フフホト」はモンゴル語で「青い城」を意味し、「呼和浩特」はモンゴル語の発音に漢字をあてたものです。

400年の歴史を持つフフホト市はトモトの王・アルタンとその夫人・三娘子が造ったと伝えられ、16世紀当時、いくつかのラマ廟が建設されました。そのため、モンゴル貴族の間で信仰されていたラマ教がモンゴル庶民にまで普及することになりました。18世紀には五塔寺が建立され、ダイライラマ三世の舎利が祀られ、モンゴル語による天文図の石刻がはめ込まれています。このような長い歴史持つフフホト市は、内モンゴルのモンゴル人にとって、歴史、文化、社会的な故郷となっています。

中国の改革開放以降、フフホト市は内モンゴルの豊富なエネルギー資源を生かして急速に発展しました。また、乳製品で中国第1位に成長した伊利、第2位の蒙牛の2つの企業があり、「中国の乳都」とも言われています。

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トッときガイド 2010年 1・2月号
「隣国情緒 北東アジアレポート」No.37